三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2012年10月25日木曜日

有機農業研究者会議

先日新しく導入されたカブ洗浄機の動き。
秋作の一番早い時期のは葉が折れやすくて洗いにくい。もう少し早めに防虫ネットをはがしても良かったか。
この動画では両手で4玉くらい持って表→裏とひっくり返して洗っているが、片手に3玉ずつ持って洗う方が両面洗うときに手首の返しだけで洗えるのでやりやすい。


さて、昨日は貴重な晴れ間を利用して、つくば市研究交流センターでの有機農業研究者会議2012に参加してきました。それなりのリスクを負ってきたわけで、それなりの成果を持ち帰らなければと息巻いてきました。

すべての演者の発表がエキサイティング!とはいきませんでしたが、いくつか興味をひかれるものがありました。

タキイ種苗の方の緑肥作物についての発表では、

・えん麦野生種のキスジノミハムシ抑制効果
 刈り取ったえん麦を通路に敷いておくと成虫に対しての忌避効果もある。

・シロカラシナを使った生物くん蒸
 粉砕して生のまますきこむとイソチオシアネートが発生し、線虫、細菌や雑草の発生を抑制。
 ビニールマルチングをすると効果的。



福岡の伊都安蔵里株式会社の八尋社長の話も面白かったです。
イベントを効果的に集客につなげる手法はすぐにまねしたいと思います。

250人の新規参入希望者が同会社に来られ、年商が350万を超えるのはそのうちの5人くらいしかいない現状を語られていたのには驚きました。
新規就農者の募集をかけているとしたら、ひどい話だな~と思いながら聞いてましたが、その後の質疑応答で、山武市の有名法人の剛腕理事S氏が「千葉に良いところあるよ」と誘っていました。


正味3時間の講演時間に5人の演者が発表するのはちょっと詰め込み過ぎで、質疑応答の時間がほとんどなく、質疑はすべての演者に対して1人だけに制限されてしまったのが興ざめでした。(私は一度も質問できず)

大学教授などの研究者と無肥料栽培の実践者が同じ壇上に上がる会だったので、どんなことになるのか楽しみでしたが、質疑の時間がほとんどなかったせいもあり、

研究者が農家に容赦なく突っ込みを入れる!

みたいな展開にならなかったのが残念です。