三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2013年2月14日木曜日

今週の宅配セットのお便り(妻作)



10年目にして、ようやくスローガンができました~!


いつもワンパック野菜をご利用いただきありがとうございます。
ほぼ一年中野菜はお届けしていますがビラではご無沙汰しています、三つ豆ファームの山木暖子です。まず近況をご報告させていただきますと、昨年3月末に第二子を出産し、2才10ヵ月の女の子と、11ヵ月の男の子の母となりました!にっこり微笑んで育児してますとご報告したいのですが、ちびっこギャング姉ちゃんと、ギャンピーズ坊ちゃんにヒートアップップな毎日を送っています。畑作業の方はだんなとバイトさんにおまかせし、自宅の前でする出荷作業をおもに手伝っています。今回のセットには、里芋、大カブ、ちぢみ小松菜が入っていまーす。



今年は生まれ育った東京から千葉に来て、10年という節目の年です。特別栽培の野菜を扱う会社に研修生として入り、派遣先として紹介されたワンパックの出荷を始めてみたときに、採れたての野菜がすぐに食卓に届いているフレッシュ感!段ボールやコンテナにどかーんと野菜が入るダイナミック感!農家自ら出荷作業に関わっているリアル感!に衝撃を受けました。当時、漠然とですが新鮮で、おいしい無農薬野菜の八百屋を目指していた私は、すてきっ♥まさにこれだ!!と思ったのです。

その後、いろんな農家さんの農法や経営スタイル、暮らしを見ているうちに農業を生業にするという魅力にひかれ、八百屋よりも農家へ方向転換し三つ豆ファームを始めて8年たちました。ベテランさんからすると8年なんてまだまだですが、新規就農者という初心者マークはもう外さなくてはならない時期です。子供もできて、野菜を作ることに追われていた毎日から、これまでやこれからの事を考える機会がずいぶん増えてきました。これまでは栽培や出荷に重きを置いてきましたが、二児の母になってからは、どんな方にも気軽に食べてもらえるような野菜にしたいと思うようになりました。子供たち、体調を崩されている方、時間に追われている方、いろんな方に野菜を食べて欲しいと思った時に、おいしい、新鮮、安全はもちろんですが、使いやすさというのもとっても大事な点だと考えるようになりました。ワンパックでも個包装せずに、採れたままの野菜をお届けするダイナミックセットだけでなく、もっとライフスタイルに合わせたセットの必要性を感じています。ここにきて、10年前の八百屋魂が再燃しつつあるようです。そんなわけで、いつもお野菜を食べていただいているみなさまからの貴重な声やアイデアを、ぜひぜーひお寄せいただきたいです!

「食べることは生きること」  『食』への興味につながってくれるような野菜を作って届けたい。これが10年たって、やっとできた私のスローガンです。山木暖子