三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2013年2月28日木曜日

氷点下除草なるものを実験


先日、人参(千浜五寸)とホウレンソウ(プログレス)とコカブ(白馬)とラディッシュ(洋物の5色くらいでるやつ)の種を播きました。
去年に引き続き今年も氷点下除草(勝手につくった呼び名だけどいまいちしっくりこないね)を試してみます。





 11月に150㎝のベッドを作り、表土を寒さにさらすことで草の種を殺そうという試み。
この状態のまま種を播きました。
今のところ全く草の出る様子はないでですが、トンネルをかけてからどうなるかというところ。


昨日ちょうどよく雨が降ってくれました。
今日のところは人参にだけトンネルをかけました。

春人参は草取りが大変なので作付けをためらってきましたが、この方法が使えるとなればかなりの面積やることができそう。
今年は実験的に50mだけ。

その隣はホウレンソウとラディッシュ少し、右側2本はコカブを播きました。




ふと、畑に連れてきていた子供たちを見ると、トンネルがたわんでいるところに溜まった水で自分の靴を洗っていました…
下の子も上の子がやるのを見て靴洗浄。ドロドロです。
「楽し~楽し~」
を連発する子に何も言えず。

2013年2月21日木曜日

風邪がはやってますね。

我が家では現在風邪が流行中です。
インフルエンザではないのですが、2才の娘から始まり現在は妻と0歳の息子が風邪っぴきさんです。
父ちゃんが同時にダウンしてしまうと三つ豆ファームの運営ができなくなってしまうので、妻が完全復活するのを見届けてからダウンしようと思っています。
まあ、今のところビール飲んだ時に喉がしみるくらいで体調はすこぶる良いので自分だけ発症しないといういつものパターンなきがします。健康体に産んでくれた両親に感謝する年男35歳。

昨日夕方から雨は雪に変わりました。
しかし今年はよく雪が降る。「こんな年は初めてだ~」と村の長老は言っておられました。
おかげさまで…雪のせいにしちゃいますが仕事はかなり押しております。
やりたい仕事を優先順位にそって書いてみますと、
・ミニ大根のトンネルかけ
・ミニ大根、コカブ、ほうれん草、ラディッシュ、春人参の播種
・空畑耕うん
・玉ねぎ移植
・ナスの播種
・ジャガイモ定植準備
・冬キャベツの片づけ


と、いったところです。

さてさて、子供が夜泣きで起きたのでこの辺で、

2013年2月15日金曜日

畑が動き出しましたね。






立春をすぎると畑では急に春を感じることが増えてきます。
写真は昨年11月に定植したキャベツです。つい千週くらいまでは乾燥と寒さで赤っぽくチリチリに縮こまっていましたが、ごらんの通り青々としてきました。
こうなってくると日に日に成長が分かるほどの速度で大きくなっていきます。
出荷は例年通りであれば5月の10日くらいになります。



先週の土曜日に麹づくりをしました。
蒸した米に種麹をまぶして米袋にいれてホットカーペットと薪ストーブで温度を調節しながら2~3日。今年もよい麹ができました。
米麹と、麦麹を作りました。麦みそもなかなかいけますよ。

今年は発酵米ジュースも10ℓほど仕込もうと思っています。楽しみ楽しみ。

明日、明後日と大豆を大釜で煮て味噌つきです。
大豆と米(または麦)と塩を発酵させて作る味噌。シンプルな食材からあの深みのある味わいを作り上げるなんて、発酵ってすごい!を体感できる麹から作り上げる味噌作りです。




2013年2月14日木曜日

今週の宅配セットのお便り(妻作)



10年目にして、ようやくスローガンができました~!


いつもワンパック野菜をご利用いただきありがとうございます。
ほぼ一年中野菜はお届けしていますがビラではご無沙汰しています、三つ豆ファームの山木暖子です。まず近況をご報告させていただきますと、昨年3月末に第二子を出産し、2才10ヵ月の女の子と、11ヵ月の男の子の母となりました!にっこり微笑んで育児してますとご報告したいのですが、ちびっこギャング姉ちゃんと、ギャンピーズ坊ちゃんにヒートアップップな毎日を送っています。畑作業の方はだんなとバイトさんにおまかせし、自宅の前でする出荷作業をおもに手伝っています。今回のセットには、里芋、大カブ、ちぢみ小松菜が入っていまーす。



今年は生まれ育った東京から千葉に来て、10年という節目の年です。特別栽培の野菜を扱う会社に研修生として入り、派遣先として紹介されたワンパックの出荷を始めてみたときに、採れたての野菜がすぐに食卓に届いているフレッシュ感!段ボールやコンテナにどかーんと野菜が入るダイナミック感!農家自ら出荷作業に関わっているリアル感!に衝撃を受けました。当時、漠然とですが新鮮で、おいしい無農薬野菜の八百屋を目指していた私は、すてきっ♥まさにこれだ!!と思ったのです。

その後、いろんな農家さんの農法や経営スタイル、暮らしを見ているうちに農業を生業にするという魅力にひかれ、八百屋よりも農家へ方向転換し三つ豆ファームを始めて8年たちました。ベテランさんからすると8年なんてまだまだですが、新規就農者という初心者マークはもう外さなくてはならない時期です。子供もできて、野菜を作ることに追われていた毎日から、これまでやこれからの事を考える機会がずいぶん増えてきました。これまでは栽培や出荷に重きを置いてきましたが、二児の母になってからは、どんな方にも気軽に食べてもらえるような野菜にしたいと思うようになりました。子供たち、体調を崩されている方、時間に追われている方、いろんな方に野菜を食べて欲しいと思った時に、おいしい、新鮮、安全はもちろんですが、使いやすさというのもとっても大事な点だと考えるようになりました。ワンパックでも個包装せずに、採れたままの野菜をお届けするダイナミックセットだけでなく、もっとライフスタイルに合わせたセットの必要性を感じています。ここにきて、10年前の八百屋魂が再燃しつつあるようです。そんなわけで、いつもお野菜を食べていただいているみなさまからの貴重な声やアイデアを、ぜひぜーひお寄せいただきたいです!

「食べることは生きること」  『食』への興味につながってくれるような野菜を作って届けたい。これが10年たって、やっとできた私のスローガンです。山木暖子    

2013年2月9日土曜日

久しぶりに師匠を訪問



先日新規就農仲間との勉強会で、8年前に修業をさせていただいた私の農業の先生のところを尋ねました。

この方は農家には珍しく (笑  理論的に技術、経営を考えている方で、経営面積も2,5ha(うちハウス10a)と小規模ながら私の2倍近くの売り上げをあげている方です。
小規模で強い経営を目指す我々にとってとても良いお手本になります。

私は昔から知っていてお話も何度もうかがっているのですが、改めて勉強になりました。
就農して3年目くらいまで週に1回お世話になっていましたが、就農9年目の今再び聞く先生の話はさらに進化していたし、私自身の成長もあってとても新鮮に感じました。

そんなこともあり、来年度4月から月に一度この先生のところで再び勉強させていただくことになっています。




 

 この写真は条間を変えて4条まで播ける播種機。コート種子や、生種でもカブなどの粒形のそろった種ならば99%くらいの精度で点播きできるそうです。
必ず鎮圧をかけなくては左右で播種深さがかわってしまってうまくいかないので、鎮圧機とセットで用意しなくてはいけないそうです。
ちなみに鎮圧機は一輪の管理機に自作の鎮圧ローラーを取り付けたもの、ローラーの幅はこの播種機の幅に合わせてあって、45センチのローラーが、車軸の左右に1対ついていました 。



このディスクを変えると、播種できる粒径がかわったり株間が変わります。



ほんとうに一つ一つの作業や作業機が考え抜かれていました。
私の周りはまだまだ改善すべきものがたくさんあるなと改めて感じました。

よい一日でした。
先生。ありがとうございました。

2013年2月4日月曜日

フミフミ麦踏

 種から始まるパン作り「麦のわ」の麦踏みをしました。





 発芽不良によるまき直しを12月にしてのことでしたので、発芽が心配でしたが無事にでました。
麦踏は自由参加としていましたが、5家族が参加してくださいました。
このような途中の管理に参加すればするほどこの麦への愛着が深まり、その分出来上がりの味も深まるというものです。



子供連れの方がほとんど。
完全に積載オーバーの一輪車です。
この写真の後、手前にいるわが娘も乗ることになります。。。

麦踏は20分ほどで終わり、その後はお茶の時間。
ブーランジェリーtaneの天然酵母パンと、三つ豆ファームのカブのポタージュ。
とても美味しく、楽しいお茶の時間となりました。

次回は3月3日に第二回目の麦踏をやりますよー