三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2012年6月24日日曜日

ネパリー来三つ豆ファーム


毎週恒例の山武市役所駐車場での朝市。近所の新規就農の農家3軒でツチクレーというグループをつくって参加しています。本日は山木が当番で売り子をやってきました。
地元の人々に有機野菜はどう受け入れられるか心配でしたが、やってみると毎週楽しみに来てくれるお客さんもいて、なかなか受けは良かったです。


話は変わって、先日、三つ豆ファームに4人のネパール人が来ました。ことの成り行きは、私が4年前から毎年一回お話に行っている千葉の某大学の教授からの 

「卒業したネパールからの留学生が三つ豆ファームに友達をつれて見学にきたいと行っていますが可能でしょうか?」

という電話でした。なんでも、国に戻って有機農業をやりたいとか。

まあ、そういうことでしたらと引き受けました。

そして昨日来たわけです。午前中に来ると言っておいて、来たのは12時過ぎ。ネパリーー!
彼らは真っ赤なプジョーに乗って現れました。
現れたのは、私の知っているネパリーとは全然違う、見るからにリッチな奴らでした。

私は元留学生の顔を覚えていたので、
「久しぶりです、タパさん」
と声をかけました。彼も流暢な日本語で、
「お久しぶりですヤマモトさん」
と。

アウト!完全にアウトですよ。
僕たち山木一族は、「ヤマモト」と呼ばれるのを極端に嫌います。皆さんも気を付けてくださいね。


そんな無礼者の中、 明らかに雰囲気の違う男が本日の中心人物で、この男が元留学生に有機農家の紹介を頼んだとのことでした。この男はネパールで人材派遣の会社をやっていて、日本にもネパール人を派遣したいとのことでした。
同時に有機農業の技術を学んでネパールで有機農場を経営したいと言っていました。

まあ私程度の経営規模ではネパール人を4、5人抱ええる甲斐性もなく、タパのコーディネートミスということで、お土産に巨大なズッキーニを持って帰ってもらいました。

私が農業をやろうと決めたのはヒマラヤの山の中、ネパール領のアンナプルナBCでした。ので、ネパールには縁を感じてますが、何かできるのは今じゃないということで。失礼いたします。







2012年6月21日木曜日

落花生殻マルチ


写真は落花生脱穀がらマルチをした茄子のその後。
案の定草が出てきてしまっています。
雨の合間をみて管理機かけたいところですが、すでに後手にまわっています。






やはりビニールマルチの方が成長は早い。
うちのナスはまだこんなもんです。
小さかったのが幸いして台風は無事にやり過ごしました。

まあ、ナスは風にはわりと強いです。ピーマンだとこうはいかない、枝葉が簡単にポキポキとおれてしまいます。

ズッキーニはたくし上げてあったトンネルビニールを無理やり下げて茎葉を固定して大風をやり過ごしました。200株中5株ほど折れてしまいました。ちなみにズッキーニは生長点トップの一個しかないので折れたらそこで終了です。

2012年6月18日月曜日

草取り瞑想



一生懸命風船を膨らませようとして、自分の顔が膨らんじゃってる娘。



私はとっても早起きが得意でして、朝起きるのが嫌だと布団の中で粘ったことは一度もありません。

子供のときからそうで、夏休みに爺さんの家に泊まりにいっても、朝、爺さん婆さんが起きだすのを布団の中でじっと待って、祖父母が起きだした物音がしたら布団から飛び出して行ってました。

そういうわけで、早朝の農作業も大好き。日の出の時間が早い今の季節は私が最も輝くシーズンであります。

朝の4時~6時はゴールデンタイム。作業の進み具合、優先順位にかかわらず、自分の好きな仕事をしていい時間にしています。本読むもよし、草とるもよし、ボカシいじるもよし。
明日の朝はなにをしようかな~。なんて考えると楽しくなってきちゃいます。

特に好きなのは、夜明けの草取り。さわやかな空気と朝露の中の草取りは下手な瞑想よりもぐっと内に入っていけます。

明日は里芋の通路とマルチのホールの草取りをしよーっと。

2012年6月17日日曜日

東京でのマーケットに思うこと



アースデイマーケット@代々木公園でした。
心配された雨も午前中の早い時間に止み、晴れ間が出てきました。

東峰べじたぶるんで毎月出店していますが、私自信は久しぶりの代々木公園でした。
宅配セットをとってくださっているお客さんが何人か足を運んでくださって、普段なかなかできない、対面での交流ができてよかったです。

今回はいろんな課題点が見えたマーケットになりました。

広報活動としてのマーケット参加。という始めた当初の原点に立ち戻り、
マーケットでの売り上げを求めていくのではなく、東峰べじたぶるんの野菜の魅力、野菜以外の魅力を十分に伝えるアンテナショップとして、店構えや仕掛けを考えていこうと思いました。

お客さんが東峰べじたぶるんともっと仲良くなりたくなるような、
そんなお店を作っていこう。



おまけ。
畑で見つけたマイマイカブリの幼虫。レアキャラです。
大型の肉食甲虫の存在は豊かな生態系の証です。

 

2012年6月16日土曜日

梅雨の晴れ間は貴重です


昨日は梅雨の晴れ間でしたので仲間二人に手伝いに来てもらってジャガイモを掘りまくりました。

今年は新しく掘り取り機を買いまして、待ちに待った初掘りでした。
 まずは写真の機械で茎葉を粉砕してから掘り取り機を通します。そうしないと掘り取り機に茎葉がからんでしまうのです。

今年はご覧のように疫病がかなり出てしまったので例年よりも収量は悪そう。

それでも機械を通していくとゴロゴロとジャガイモが姿を現します。たのしーー。




新しい機械も上々。
午後から始めた芋ほりですが、男3人手間でやったので6aくらいは掘り上げました。(13時~17時)
品種はレッドムーン、キタアカリ、ハルカ、シンシア、の4品種。

ハルカは初めての品種でしたが、なかなかの出来でした。味見をしていけそうだったら来年はもう少し作付けを増やしてみよう。

キタアカリは早々に疫病が出てしまったので収量は少なかった。大きさはまずまず。

レッドムーンはかなり木が大きくなるので株間30㎝でやりましたが、来年は40㎝でやってみよう。

シンシアは残して終了。次の晴れ間までおあずけです。畝間の草が伸びる前に掘っちゃいたいね。














2012年6月14日木曜日

突撃となりの有機畑


 突撃となりの有機畑的なグループ。農ライン
今回は成田市大栄のJYAGAOKAファーム岡田さんの畑。
私は一週間前に妻とともにJYAGAOKAファームにアポなし突撃訪問をして、ひんしゅくを買い、交流会からの参加でしたが。

就農を目指して頑張っている方から、就農10年以上のベテランや、有機農家の倅など、多彩なメンバーでの交流会はたいへん盛り上がりました。

三つ豆ファームで収穫真っ盛りのキャベツとニンニクと玉ねぎでおいしいお好み焼きを作ってもてなそうと待ち構えていましたら、赤いTシャツの彼もお好み焼きを小脇に抱えて登場!
「旬ですもんね。。。お好み焼き。。。」




これが現在出荷真っ盛りのキャベツ畑。品種:マスダ カンロク
6m×50mの防虫ネット4枚分、約4000玉のキャベツ。
先週と今週で約2000玉出荷です。
今年は定植が12月になってしまったうえに、冬の寒さが厳しかったので例年よりも4週間ほど遅い出荷開始となりました。(去年は5月上旬出し)

来年は10月定植のキャベツを数品種作って1月~4月まで取っていくのをやってみたい。
あと、5月出しのキャベツはやはり春系の品種も少しやろうと思う。
寒玉系は虫がつかなくていいのだが、
「春キャベツです!」なんつって、ガッチガチの寒玉を出すのは忍びない。








そんでもって、6月5日播きの人参(β312)発芽!!!!
やっぱり双葉はかわいい~~~!
萌える~~↑↑








自分を再認識

一昨日と今日と二人の人に会って自分を再認識した。


ひとりは数日前に数か月のインド一人旅から帰ってきて、農業をやろうと思い始めた友人。

もう一人は、自分の作った野菜に付加価値をつけることに力を注ぐ農家。


彼らと話す中で、自分の中の核を再認識できた。
人との出会うタイミングはとても面白い。


わたしは、

自分の目の届く範囲の人々に、
特に、これから共に生きていく同世代や、彼らの子供たちに、
私が作る普通の野菜を、
普通の価格で、
たっぷり、おなか一杯食べてもらいたい。

そのためにはどうすればよいか。
そこに全力をそそいで、活躍していきます。


2012年6月12日火曜日

利根川に刺したストローなんです




さて、この円筒形の建造物はなんでしょうか。

答えは、東総用水の巨大な水槽です。

東総用水は

「利根川や黒部川の水を千葉県東部の銚子市、旭市、東庄町の2市1町にまたがる約2,800ヘクタールの農地へかんがい用水として、また、銚子市、旭市、東庄町の2市1町へ水道用水として送っています。 笹川取水口から取り入れられた水は、東庄機場によって、水道用水は東総広域水道企業団の浄水場に送り、また、農業用水は飯岡調整水槽にくみ上げ水田や畑に送っています。」

だそうです。

この近くにうちの畑がありまして、隣畑の4軒の農家と共同で、2haの畑が用水の実証圃になりました。(うち60aが三つ豆ファーム)

通常は畑まで管を伸ばすのは実費ですが、実証圃になると国と県がやってくれるのです。

で、

こんな管を三年ほど前に畑に引いてもらいました。
これは岡配管といいまして、借地を掘ったり埋めたりするのはあまりよろしくないという事情を考慮していただき、トラクターで踏んでもびくともしない、紫外線にも強い丈夫な管を地表に通してもらったものです。

3年間邪魔なだけで、いっこうに使える気配のなかった代物ですが、ここにきてにわかに動きが活発になり、なんと来月上旬から使えることになりました。

これが使えるのを見越したわけではございませんが、この畑には里芋を15aほど作付けています。

巨大公共事業の恩恵にあずかるのは、なんとなく気が引けますが、せっかくできたものは有効利用した方がよいと言い聞かせ、今年の夏は畑がズブズブになるくらい水をかけまくろうと思います。





2012年6月9日土曜日

ソラマメ早あがり。ニンニク大急ぎ

ソラマメの葉っぱを食い散らかす。名前不明。どなたか教えてください。

 今年はそら豆の終わりが早かった。原因は5月上旬にあった巨大低気圧。強風でびっしりついていたアブラムシもろとも花も飛ばされてしまった。先日仲間のソラマメ畑を見せてもらった。おっきなソラマメがゴロゴロとなっていて、「来年こそは!」とやる気がでた。














ニンニクの収穫。明日から雨続きになりそうなので家族総出で収穫。娘2才もニンニクの皮をむくのがけっこう上手。しかし結構な確率でむき過ぎる。今年のニンニクは上出来。浅植え&ネギロータ土寄せが良かったのかは定かではない。師匠が今年のニンニクは良くできてる。と言っていたので気候の影響もあると思う。