三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2012年12月22日土曜日

畑では思いもよらぬことが起こるのです。

先日、私のホウレンソウ畑にこのようなものがありました。

一か所だけホウレンソウが萎れている箇所があって、なんだろうと思って萎れた葉を除いてみると、ご飯の塊…
なぜこんなところに??

一緒にいた研修生にも見てもらって、

「なんだろうねこれーー」
「狸かなにかが持ってきて隠したのかなー」

なんて言いながらも私は近くのホウレンソウを収穫していました。

すると、「カー」という鳴き声とともに、私の目の前に上空から何やら落下物。
 
「ペチャッ」

私の1m先に落ちたそれは糞でした。

上を見ると、一羽のからすが 「カーー」

そういうことカーーー!!


このご飯粒は、カラスが隠したもので、
それを私が横取りしていると思ったカラスが 私めがけて運子爆弾を投下してきたのでした。


あいつらほんとニクッタラシイ!
けど、頭がいいよなー。

と思ったとさ。

2012年12月19日水曜日

麦芽!一番麦汁をしぼってねーー



 ビールでもつくっちゃおーかなーーー。
というわけではなく、麦のわでお客さんと播いた麦が発芽せず、まき直しの巻。
発芽した麦の種もみは、甘~い香りがしました。
デンプンとして蓄えられていたエネルギーが、麦芽から分泌する酵素によって分解して糖に代わったから甘いにおいがするのですね。
その糖を発芽のエネルギーにするのです。






 あ~ビール仕込みてーー!
なんて思いながら、最新型の播種機、ヤマキシマム35で播種。これなら発芽小麦も日本ほうれん草も、ふだん草だって播けます。
覆土&鎮圧はクリーンシーダー(←動画音注意)を空で押してやりました。とっても楽だよね播種機って。






本日はソラマメのべた掛けがはがされそうになっていたので、管理機ハネローターで土を寄せなおしました。
ついでに通路に先日余った発芽小麦を播種→クリーンシーダーで覆土&鎮圧。
ほんとにはがされる寸前で気が付いてよかった。はがされてからだと手間が倍以上かかりますので。こまめに畑を見回るの大事ね。
右側に見えるのは葉ニンニク。トンネルしようと思ったけど優先順位低いので、l露地で頑張ってもらうことにしました。

明日から三日連続で、頼りになる男乙犬君が来てくれるので、玉ねぎ、大根、コカブ、小松菜、ほうれん草と、トンネルをはりまくります。
延べ1000m。気を失いそうだぜ!!

2012年12月3日月曜日

村役





農場とは関係のない話題ですが、村人としての大事な仕事を任された話。

先日、3件となりのお婆さんがなくなりました。

私の住んでいる村では隣近所の7軒から村役という葬儀を執り行う進行役が選任されます。
それに、まさかの新参者、山木が選ばれました。
六道、旗、ドラ、天蓋、塩をまぶした米を播く人(名前忘れた)、内役。

私はご覧の通り「ドラ」。大役です。

15年ほど前まではこのあたりでもまだ土葬が行われていたそうです。
現在では葬儀のほとんどを葬儀場で行いますが、昔の名残がこのような形で残っています。

葬儀場で葬儀が行われている間、村役は葬儀を行う家に集まり、儀式に使う天蓋、力杖、旗、松明、ドラをならすバチを近くに生えている竹や、藁、から作ります。
写真は天蓋の先につける龍頭。

年長者に聞きながら、「ここはこう結んだっけ?」 「もっと太かっぺー」 「半紙巻くんだっけか?」
「昔、竜頭を使い終わった竹なんかと一緒に燃しちゃってよ~」
なんて笑い話もしながら作り上げました。

朝の8時30分に集合したのですが、これが出来上がってしまえばほかに仕事はありません。大部分を葬儀場がやってくれるからだそうです。

便利な時代になったけど、結構昔は大変ながらも楽しんでやっていたんじゃないかな? 葬式も美味しいものや酒が飲めるある種の祭り的なものだったんじゃないだろうか。

そんなことを考えながらいると、妻から電話。

急な追加発注が入ってしまったのこと。
本番まで1時間くらいあるとのことで、お許しが出たのでダッシュで畑に行き人参、コカブ、ほうれん草の収穫を終え、ちょうど一時間で戻って来れました。

本番は村の共同墓地にてとりおこなわれました。

ちなみに、村役の私たちは黒服ではなく、地味目の私服でした。何でもよいと言われて地味目のシャツとセーターを着ていったのですが、ほかの村役たちは示し合わせたように紺色のズボンに紺色のジャンパーを着ていました。

お坊さんを先頭に、天蓋、旗、ドラ、米播く人、参列者の順で一列になりゆっくりお墓まで歩きます。
「適当なところでドラいれればいいからよ~」
くらいにしか指導されなかったので、あまりビートが早くなり過ぎないようにだけ気を付けて、20~30歩に一回くらいの間隔で叩きました。音は大きい方が良かろうと思い、思いっきり叩きました。

お墓の手前で、お坊さんは止まり、その周りを村役と親族が時計回りに3回まわりました。

その後お坊さんがお経をあげ、参列者、最後に村役がお焼香をあげて終わりました。


その後の宴会では我々村役は上座に座り、親族の皆様がお酌をしてくれます。
私はこの後に仕事をのこしてきてしまったので、親族の方が注ぎに来るたびに自己紹介をし、ジンジャーエールを飲む羽目になってしまいました。

今回は変わりゆく村のしきたりの名残、その現状を知ることができて、とてもいい経験になりました。

最後に村長から、
「山木のドラは最高の出来だったぞ!次回も頼むな!」

と、最高のほめ言葉をいただきました。 打楽器は得意なんです!とは言いませんでしたが、ちょいと嬉しかったです。






2012年11月15日木曜日

ようやく春キャベツ植えーー








オータムポエムが取れだしました。アスパラ菜とも言われるほど甘みとうまみのある野菜です。
菜花の香りもするので食べるとなんとなく春を思い出したりします。

ようやく取れだしたオータムポエムですが、強い霜が降りだすと枯れ上がります。そう、始まったところですが、終わりは近いのです。今年は9月4日に直播しましたが、来年は8月20日にまくつもりです。もう少し長く採りたいので。




 オータムポエムとひき肉の炒め物。味付けはニンニクと塩のみでサイコーー!!
ってあまりに旨くて写真を撮るのを忘れていたの図。






 そして本日ようやく5月どりのキャベツを植えました≒1000株。
木曜日の女子、あいよ農場研修生”ツグミちゃん”がほとんど全部植えてくれました。
お疲れ様! ありがとーー!!
ちなみに2才の娘は何度言ってもスズメちゃんと呼んじゃう。
この1コンテナに300株入ってます。



  そしてその次の手のキャベツの仕込み。6月採りのキャベツ(マスダ 彩春)
播種機を入れてかっこいい写真を撮ろうとしたら、播種機が倒れてキャーーーーー!!!の図。
なぜに播種機に種を入れてから写真を撮ろうと思ったかな~~。。。
と、ぶつぶつ言いながらこぼれた種を拾って5mほど手播き。





2012年11月14日水曜日

サバーーーイ






タイから有機農家2名が畑見学に来ました。

JVCがやっているタイ日農村交流でやって来ました。

実は4年ほど前に私もこのプログラムでタイの農村に1週間行かせていただきました。
その時は農村交流の初年度で、日本から農家としていったのは私一人で、あとは女子高生やら女子大生やらOLさんやら、楽しすぎてウハウハしていた美しい思い出が残っております。あ、あと男子大学生とおじさんが一人づついましたね。。。

 タイの農家でバナナの木を植えるのに、大きな穴を掘るわけですが、雨季前のタイの大地はとっても硬くて、なかなか掘り進めなかったのを覚えておりますが、「あんた農家なんでしょ」っていう視線を勝手に感じちゃってむきになって掘ったのも良い思い出です。

写真右の女性はカオルさんといって、タイ人のデーンさんと結婚されてカオデーン農園という農場をやられています。私が女子大生に良いとこ見せようとムキになって穴を掘った農場です。鶏がいて、牛がいて、水牛がいて、ため池に魚を養殖していて。有畜複合の農場を経営しています。
ここで取れたハーブをふんだんに使ったグリーンカレーは最高に旨かった!

とある村にて宴を催していただいたお礼に、こちらからダンスの披露をしたときにカオルさんに動きがただものじゃないってほめてもらったことは忘れられません。
今でも、スキあらばダンサーになろうと思っているくらいです。



ちなみに写真左のフミ君は、私がタイに行ったときにインターンでカオデーン農園近くの農場に数か月滞在していて、訪れた私たちを世話してくれました。 そして今は成田の三里塚ワンパック野菜の生産者です。


あ~~  タイが呼んでる気がする。。。

2012年11月13日火曜日

コッコちゃんの黄色い看板が目印です



 先日の日曜日に東峰べじたぶるんの取引先であるサニープロダクツさんと共催で収穫祭をやりました。写真はピポカヴェジタブルの秋間さんの畑で里芋の手掘り体験。



 コンテナの中にいるのは我が息子。一生懸命土を口に運んでは食べていました。
関東ロームは酸っぱいなーって言ってます。






お昼ご飯はみんなでBBQ。野菜、野菜、野菜、野菜、に、野菜、野菜、く、野菜。

来年は種まきから収穫まで楽しみたい!というご要望があったので、落花生の種まき~草取り~収穫、ゆで落花生早食い大会をやろう。





 お ま け


現在週一回仕事に来てくれている、カフェ&農園を開こうともくろむU字。
カブ洗浄で足袋とズボンを濡らしちゃったもんで、家にあった私には少し小さくてきれなかったもらい物の黄色いつなぎをあげたところ、奇跡の着こなしを見せてくれたので記念にパシャリッ。

U字とは8年前のまだ農業研修中に出会っていらいの付き合いで、仲間と稲毛海岸でジャンベを叩いているところに、ジャンベを担いだU字がひょっこり登場して「俺も混ぜてよー」って感じで今に至ります。で、数か月前にインドへの旅から帰ってたU字から「農業研修したいぜ!」って連絡があってここにいる。うち以外に数件の農家で修業中。相棒はかわいい雌鶏の「コッコちゃん」。
人間の♀は募集中。

2012年11月11日日曜日

土曜の午後は。キボールでしょ。

東峰べじたぶるんの仲間の阿南愛ちゃん(ローマ字で書くとANANAIなんかすごいでしょ)のフラダンス教室主催のフラダンスショーが千葉市でありました。

山木ファミリーは車で大都市千葉まで行き、当然ながら父ちゃんは子供二人の面倒を見、母ちゃんはフラダンスショーへ行きました。

こんな時こそ父ちゃん力の見せどころ!子供たち(2才と0才)にとって最高の土曜の午後にしてやるぜーー!と、気合十分で行ったのは千葉市中心部にあるキボールの子供交流館。


入場無料にして体育館やらDVDルームやら図書館やら遊具の部屋やら盛りだくさん。山武市民だけど大丈夫かなぁ…なんてビビりながら手続きを済ませてゴーー!!
持ち時間は16:30~19:30までの3時間だ!さあかかってきなさい!!






この遊具室は50分プレイの10分休憩というサイクルの繰り返し。
我々はそれを2セットこなしました。


「ここではぶら下がってはいけません」
「滑り台を逆からのぼってはいけません」
「ここから降りてはいけません」

など、これやったら面白だろうな~、と思うことは軒並み禁止。先日作った竹の遊具の方が完成度は低いが遊び方は無限大だぜ!なんてつまらないことを考えながら、父も一緒に体を使って遊びまくりました。

フラのショーは21時までだったのですが、さすがにそこまでは無理ということで妻には早上がりしてもらって20時に合流。

帰りの車では遊び疲れた3人は爆睡。大成功の土曜の午後でした。

で、明日は朝から山武市役所駐車場での朝市。
家についてから現在(夜中1時)まで明日の野菜作りに励んで一日は終わりましたとさ。





2012年11月9日金曜日

直売場売りを頑張ってみようと思う








落花生の脱穀をしました。
昨日今日で、半日づつ二人工で約30aの豆をこなしました。
この脱穀作業はものすごい誇り…いや埃との戦いで、フードつきのシャカシャカしたやつにマスクして襟もとにタオルを巻いて毎年やっていますが、そんだけやっても、脱穀後にはきまって風邪をひいてます。
今年は先に耳鼻科に行って鼻喉の治療&薬をもらってきたので大丈夫。アンチバイオティクス最高!!

去年に比べると3割5分減となりましたが、昨年は豊作だったので、まあ合格ラインです。南京袋に18本とりました。一袋が30キロ以上入る大きな袋です。この一袋がいくらになるかで、掛け算して…あ~楽しいな~!

今年はトンネル乾燥をしてみました。
ぼっちをつむよりもはるかに作業性が良かったです。半分くらいの時間ですみました。

写真の動力付きの脱穀機をトラクターのリアリフトに乗っけて、一つのトンネル(約10m)を2回くらい移動しながら脱穀。

これでようやく里芋の掘り上げ→貯蔵に取り掛かれます。同時進行でキャベツも植えたい。





最近JASシールを新しくしました。
今までは、出荷組合が作ったシールを貼っていましたが、これからはこのシールで出荷していきます。もっと早くこうすればよかったな~。
品物一つ一つが名刺のようになる。
多少安く買いたたかれてもやる意味があるかも?

さっそく各地のダイエーの中の直売所向けの品物にはこれをはって出しました。

山武地区担当の職員には、「もう少し値段下げないと売れないよ」なんて言われましたが、
環境負荷の少ない、持続可能な農業、に+30円の価値を感じてくれる方がいるのを信じて。

夜になって売り上げ報告のメールが来ました。



全部で10店舗以上ある中の、ひとまず前評判の高い4店に出してみました。

出荷総計は、ミニキャベツ65玉、コカブ57袋、あやめゆきカブ38袋、
 


 
●ダイエー南行徳店
11月8日 売上点数9 売上金額1,320円
●ダイエー新浦安店
11月8日 売上点数70 売上金額9,650円
●ダイエー東大島店
11月8日 売上点数25 売上金額3,540円
●ダイエー船堀店
11月8日 売上点数9 売上金額1,080円



南行徳が 30-9 残21
新浦安が 80-70 残10
東大島が 30-25 残5
船堀が   20-9  残11

南行徳売れなすぎーー

コカブ、あやめカブを全店舗に30袋づつ放ってみたら、なにか見えるかしら。

30袋×2種類×13店舗=780袋≒3500玉

弾数たりないや

2012年11月8日木曜日

収穫祭







先日の日曜日に三里塚ワンパック野菜と東峰べじたぶるんの収穫祭がありました。

私は竹の遊具作りが担当でしたので、前日から竹の遊具作りに励みました。







今年はフェイスブックで竹の遊具作りへの参加を募ったこともあって、去年よりも多い、6人が遊具作りにあたりました。

結果として、滑り台、ブランコ2台、ターザンロープ、トランポリン、ジャングルジム、ウンテイと7つ遊具を作ることができました。


2012年11月3日土曜日

キャベツ初出荷


落花生のあとに、ちぢみ小松菜50m×3本と赤軸ホウレンソウ50m×1本播きました。
ちぢみ小松菜はロール2H12、株間13cm、条間20cm。赤軸ホウレンソウはロールQ12、株間6cm、条間17cm。

林のほうから落花生のトンネルに向かって獣の足跡あり。家族で食べに来ないでね。







 キャベツの出荷が始まりました。8月上旬播の初恋。
この圃場はアブラナ科が連作気味に入ってしまったので、コカブ、コウサイタイの虫害(ダイコンサルハムシ)と、今回のキャベツもアブラムシによる生育不良が見られました。2000玉ほど作付けましたが全体の3割強が生育不良、痛いです。





 アブラムシによる生育不良。

収穫が終わったキャベツは早々に片づけてなるべく厳冬期に表土をさらしておこうと思います。
そして来年は全面落花生にする。(約20a)


2012年10月31日水曜日

ベッドメイキング






9月13日播きのホウレンソウ、ミラージュ。株間8cm、条間18cm、MM12で2~3粒落とし。

暑さに強い品種ということで選びました。発芽は良好でしたがその後ネキリムシの害によりほぼ1粒落とし程度に間引きされた。

おおよそ80kg/aの収量です。100kg/a くらいは欲しいところ。


葉物やカブを播くときはいつも畝幅220cmでベッド幅150cmです。通路が70㎝と広めですが、被覆資材をかけたり、トンネルを張ることを想定しての通路幅です。
なにもかけないで栽培できる時期のも、いちいち変えるのがめんどうなのですべて220cmで統一してます。
今年はうっかり人参の太陽熱マルチもこの畝幅で張ってしまった。人参にはつうろ50㎝でよかった。来年は畝幅200㎝でやります。

ベッドを150㎝にしている理由は、トラクターのロータリー幅が150㎝だから。
トンネル支柱もそれに合わせて九尺のを使っています。

トラクターで耕うんしながら150㎝のベッドの真ん中に15㎝幅、深さ15㎝くらいの溝を切っていく仕掛けが作れないか考え中。どなたかいい知恵をくださいませ。

ベッドの真ん中はどうせ播種機を押す時に足跡つけちゃうのでどうせなら溝切って排水よくしようかなと。
真ん中が分かる方が播種機押しやすいしね。

2012年10月30日火曜日

落花生の乾燥とモズ



落花生の乾燥をするのに、例年は通称「ボッチ」という円筒形のノウを積んでいましたが、今年から逆さまに並べてトンネルをかける方法にしました。

私ともう二人の三人手間でやりました。二人は農業経験がほとんどない素人でしたが、このやり方の利点としては、素人と玄人で能率の差があまり出ないところ。

ぼっちを積むやり方でやっていれば丸一日かかっても終わるかどうかという30aの落花生を、午前中にすべて終わらせることができました。もうこれはやめられませんね。

欠点としては、乾きが早すぎて乾かせすぎる危険性があることと、換気が足りないと蒸れてカビがでること。

利点は作業効率の良さと、たった1週間で脱穀することができるその速さ。



落花生の発芽時期の鳥害を防ぐ防鳥糸をずっと張りっぱなしておいて、この時期に落花生の周りに集めて再利用するのですが、糸を結んでいた篠竹に珍しい物を見つけました。

モズのはやにえです。

アマガエルとコオロギが刺さっていました。

研修生に
「モズっていう鳥の仕業だよ」
と教えてあげると、
「山木さんがやったのかと思って、やばい趣味だなーと、言うに言えませんでしたよー」
なんて言われました。

あの目はまだ俺を疑っている目だったぞ。。。





今日一番の働きをした子の親ばか動画。↓



2012年10月25日木曜日

有機農業研究者会議

先日新しく導入されたカブ洗浄機の動き。
秋作の一番早い時期のは葉が折れやすくて洗いにくい。もう少し早めに防虫ネットをはがしても良かったか。
この動画では両手で4玉くらい持って表→裏とひっくり返して洗っているが、片手に3玉ずつ持って洗う方が両面洗うときに手首の返しだけで洗えるのでやりやすい。


さて、昨日は貴重な晴れ間を利用して、つくば市研究交流センターでの有機農業研究者会議2012に参加してきました。それなりのリスクを負ってきたわけで、それなりの成果を持ち帰らなければと息巻いてきました。

すべての演者の発表がエキサイティング!とはいきませんでしたが、いくつか興味をひかれるものがありました。

タキイ種苗の方の緑肥作物についての発表では、

・えん麦野生種のキスジノミハムシ抑制効果
 刈り取ったえん麦を通路に敷いておくと成虫に対しての忌避効果もある。

・シロカラシナを使った生物くん蒸
 粉砕して生のまますきこむとイソチオシアネートが発生し、線虫、細菌や雑草の発生を抑制。
 ビニールマルチングをすると効果的。



福岡の伊都安蔵里株式会社の八尋社長の話も面白かったです。
イベントを効果的に集客につなげる手法はすぐにまねしたいと思います。

250人の新規参入希望者が同会社に来られ、年商が350万を超えるのはそのうちの5人くらいしかいない現状を語られていたのには驚きました。
新規就農者の募集をかけているとしたら、ひどい話だな~と思いながら聞いてましたが、その後の質疑応答で、山武市の有名法人の剛腕理事S氏が「千葉に良いところあるよ」と誘っていました。


正味3時間の講演時間に5人の演者が発表するのはちょっと詰め込み過ぎで、質疑応答の時間がほとんどなく、質疑はすべての演者に対して1人だけに制限されてしまったのが興ざめでした。(私は一度も質問できず)

大学教授などの研究者と無肥料栽培の実践者が同じ壇上に上がる会だったので、どんなことになるのか楽しみでしたが、質疑の時間がほとんどなかったせいもあり、

研究者が農家に容赦なく突っ込みを入れる!

みたいな展開にならなかったのが残念です。




2012年10月23日火曜日

精度をもっと上げていきたい!


”10aあたりで50万円売るようになったら一人前の農家”

私が農業研修生だったころに師匠の一人から言われた言葉です。

現在三つ豆ファームは3、2ヘクタールの畑を耕作していますが現状はどうでしょうか。
8年もたってこんなことは言いたくありませんが、まだまだ一人前には程遠い。


 
 

上の写真は9月17日に播種した赤カブ(美恵)です。虫による食害の影響もありますが、播種機のロールのサイズが合っていなかったようです。ちなみに2H-4で播種。条間20cm株間21cm
来年はX-4 でやってみよう。

 

こちらは赤軸ホウレンソウ。Q‐12で株間6cm条間18cm。発芽にばらつきが目立つのは鎮圧ローラーをかけることで改善するのだろうか。トラクター接続タイプの鎮圧ローラーを手に入れられそうなので来年は鎮圧してからの播種を徹底しよう。



 こちらは9月8日播きのコカブ、(左:あやめゆき  右:白馬)
明日から出荷開始です。写真左スミは収穫が終わったあやめゆきカブ(9月4日播き)



こちらは写真左の畝が大カブ(百万石)もともと漬物用のかぶですが、煮て食べてもとても美味しいので栽培しています。この状況ですと途中で被覆してあげないといけないでしょう。
厳冬期に羽ローターで土をかけてもたせようと考えています。そのためにベットの真ん中通路を広くとっています。
写真右側の畝はホウレンソウ(ベストイレブン
先々週の集中豪雨で水がたまって表土が硬くなってしまったので”たがやす”で硬くなった表土を砕いてやりたい。
たがやすパワー”なるものの存在を今知りました。どんだけパワーなのか気になります。
情報ある方教えてください。

管理作業に土づくりから販売まで、まだ二か月残してますが、今年も改善したいポイントが盛りだくさんだーー
来年もさらに成長しちゃうな。うふふのふ~

2012年10月19日金曜日

OK自然農園に行ってきました



先日、近所で無肥料栽培の農場をやっているOK伊藤さんの農場へ行ってきました。
おーけー自然農園
パートナーと二人で露地野菜+養鶏の専業農家です。

実は無肥料でやっている畑をじっくり見るのは初で、とても楽しみにしていきました。


圃場をスタートさせるときに管理機で畝たてをした以外は機械は使わず、すべて人力。
根っこを残して草を刈り、通路に敷いてある畑はただの放任栽培ではなく、しっかりと手の行き届いた畑でした。

トマト、ナス、ネギ、イチゴ、里芋、生姜、ニンニク。どの作物も見るからに健康そうでした。

衝撃的だったのは、パクチーの自生え区。普段は敷き草をしておき、パクチーの発芽する
時期になったら敷き草をよけるだけでパクチーがわさわさ生えてくるそうです。
OKさんはこの自生え栽培が最終目的だそうです。
もっともトウモロコシなどに代表されるように日本では絶対に自生え栽培できないものもありますが。

それから土の状態もしっかりとした団粒構造ができていてフカフカでした。
ミミズが増えすぎてモグラの害が悩みだそうです。

長ネギが見るからに美しかったので写真に収めておきました。


OKさんいわく、自然栽培だと表面のロウ状物質が多くなってこのような色になるとか。

里芋と生姜の混植は来年の作付けで少しやってみようと思います。


作物、虫、微生物、土との関係性の知識、技術は思っていた以上に実践レベルで具体的でした。
自分の農業にも応用できそうなものもたくさんあってとてもいい勉強になりました。

OK自然農園。
今度は家族で来よう!

2012年10月6日土曜日

チョコレート好きだけど





最近はひたすら種を播いています。

この写真の畑は通称”遠畑”という我が家から一番遠い畑でトラクターで15分かかる、150m×30mの45aの有機JAS認証圃場です。

ここにも9月上旬からつい先日までかかって、150㎝×50mの畝を39本作って順次種を播いていきました。コカブ、あやめカブ、赤カブ、百万石かぶ、黄金かぶ、ホウレンソウ、赤軸ホウレンソウ、ちぢみホウレンソウ、ラディッシュ。そして10/2に11月定植のキャベツの種を播いて、この圃場はすべて作付け終了しました。

なかなか頑張ったなオレ。なんつって撮った写真ですが、木曜日の夜に降った豪雨によって圃場の1/10ほどを流されました(涙)チョコレート状になった土から泥をかぶりながらも発芽した双葉に明日への希望を見ましたよ。。。

また別圃場では、キャベツを植えました。
9/24に1~2月採りを狙って彩春
10/2に3月採りを狙って晩抽冬982をそれぞれ植えました。

年明けのキャベツをやるのは実は初の試みで、どんなものか楽しみです。

チョコレートで思い出しましたが、うちにたまに来るこの間新規就農したタフガイのTはチョコレートをスナック菓子のように食べるので、この間口の中で全部溶かしてから飲み込め。と注意しました。


種から始まるパン作り”麦のわ”最終日

先日、種から始まるパン作り「麦のわ」の最終日、コネコネパン作りがありました。
昨年の12月の種まきから始まったこのイベントも、(播きおくれです…そのせいで収量かなり少なかった)
ついに最終日を迎えました。
種まき→麦踏→麦踏→収穫→脱穀→そして本日、製粉とパン作りです。


 
まずは皆さん集合して今日一日の流れの説明と、Boulangerie tane のヒロユキさんからパンコネの説明。事前に粉にしておいたものを使います。






そしていざ、パンコネ!我が娘も一生懸命こねてます。




パン生地を発酵させている間に粉ひき体験。これが案外と重くて難しい。
1回転させたら指の先で”ちょいっ”と小麦を石うす上部の穴に入れる。1回転させたらまた入れる。
出てくる小麦粉はきめが細やかで見た目にも綺麗。ただほんとにちょっとずつしかできない。

種から育てた小麦が粉になっていく、とても感動的です。
そして、パンになる!!
 

約一時間熟成させた生地を、篠竹の先に巻いて炭火で炙ります。
早く食べたいけど、この”待て!”の時間が食べ物をさらに美味しくさせます。

出来上がりーー!

友達の料理人夫婦がパンにはさむ具とスープを作ってくれました!
すっごく美味しかった。
 
あろうことか写真を撮り忘れてしまったので、 詳しくはタネさんのブログで確認ください(笑)


2012年8月12日日曜日

石をなげれば有機農家にあたる。






こんにちは。巷では「せんとくん」に似てると噂の立君4か月です。

けっこうにてるよね。






先日、三里塚ワンパック野菜出荷場にて、「農家だよ全員集合!」というイベントをやりました。

成田を中心とした北総地域は有機農家が多いと言われていますが、実際どうなんでしょう?目で見て確認したい!出荷グループや農法の違いを超えた交流会をしたい!との思いを形にしたイベントでした。

お盆前のこの忙しい時期にもかかわらず100人を超える若手有機農家たちが集結してくれました。就農準備中の研修生から就農十数年のベテラン新規就農者、農家の息子たち、と多彩な顔ぶれが集いました。皆さんありがとーー!

参加者の皆さんからも、

「この辺ってこんなに有機農家いたんだー!」

とか

「知らない人が沢山いてすごく新鮮!」

など、驚きと、喜びの声がたくさん聞けて良かったです。

私も、久しぶりの人たちと話ができたりしてよかった。


全国平均では1000軒の農家のうち1~2軒が有機農家です。
それを考えるとやはりこの辺は特殊な地域なんですね。

この特徴を生かした取り組みが、今回の集まりをきっかけに生まれてきそうな予感がしますよ。

我々弱小農家は、出荷グループ、農法の違いなど関係なく、情報を共有して交流していきたいものです。






2012年8月8日水曜日

立秋ですね。






夏っぽい写真を。
我が家の庭にあるクヌギの木です。カブトムシの集合住宅のようになっております。
この時期はいつみてもかるく10匹はいます。
たまにオオスズメバチがいるので要注意。



今年の夏は少し控えめの作付けをしているので、いつもの年よりずいぶん楽をしています。
例年だと朝4時からニガウリを毎日500本とって、ナスを500本とってと、体に一番厳しい時期に猛烈に働いていましたが、35歳。今後30年現役でいるために夏は控えめに行こうと思います。

写真は元麻布農園 をやっている(株)スローライフさんが三つ豆ファームの畑で作付けた枝豆です。
4週に分けて3aずつ播いていきました。只今収穫真っ盛りです。
写真の箇所は、尺取虫に食害されて葉っぱがなくなってますが、実はしっかりついています。

尺取虫の名前を調べていたら、肉食の尺取虫 がいることを知ってしまった。夢に出てきそう、おっかね~。名前はついにわからず。どなたか教えてください。




人参の太陽熱マルチを開帳しました。そして12a分播種終了。
写真ではかなり広く見えますが、この畑は約80aの畑で、そのうちの12aが人参、
奥には落花生の畑が30a広がっていて、その奥約40aはこれから作付けします。

太陽熱マルチをしたベットは播種後3日くらいおいてから灌水します。


 数日前に右目の上を”ぶよ”に刺されました。その後見事に腫れて、一発ぶんなぐられたような、ひどいお岩顔になっています。 写真をとってアップしようとしたのですが、写真が気持ち悪すぎたので自粛しました。この季節に思いっきり顔をゴシゴシ洗えないのがかなりストレスです。

2012年7月27日金曜日

きになる隣の晩御飯

今日は本当に暑かったーーー!
早朝仕事で茄子の収穫しましたが、手袋から手差しから、Tシャツからズボンから、フンドシまでびっしょり汗かいちゃいましたよ。

で、こんな暑くちゃ仕事やってらんねーーとばかりに、畑仕事は午前中に終わりにして、子供二人を連れて網戸を直しに行ってきました。
車に乗せたとたんに二人は爆睡してしまったので、とても楽ちんドライブ
その間妻は一人の時間を堪能して、がむしゃらに家の掃除をやってくれました。


夕方は私がフリータイムで、酒々井の知り合いがやっている鍼灸院ルーラル鍼灸・マッサージ・整骨院に行ってきました。2週間に一回は体のメンテナンスに行くようにしたいのですがなかなか行けず、1か月ぶりに行ってきました。 針打って、電気流して、お灸をすえて。しばらく定期的にいかないとかなりバランスが崩れてるようです。


夕飯は近所の美味しい讃岐うどんしょうね屋 に行きました。
隣の席の30歳くらいの男3人組の会話がとても気になり、終始聞き耳を立てていたのでうどんに集中できませんでした。

リーダー格の男はどうも地元の農家で、冨里にありがちな大規模人参農家のようです。
そのほかの二人は、地元の同級生で非農家。

リーダーは規格外品を軽トラ直売でさばこうと企画中。
価格は40円/kg

 非農家の二人はその価格に驚き、100円/kgでも売れるのでは?
と提案する。

しかしリーダーは市場価格では現在B品は40円/kg、100円/kgで売るのはぼったくりだと言って一蹴。あくまで40円にこだわる。

値付けを完全に市場に任せてしまって、それがすべてで、疑う余地もないんだね。う~ん。彼らが本気になったら私のような零細農家はひとたまりもないので、彼らがうかうかしているうちに成長しちゃおう。

畑の作業、片づけと水かけ







先週から就農希望の研修生が週二回来てくれることになり、遅れ気味だった作業がどんどん追い付いてきちゃいました。

写真はハンマーナイフモア。作物や緑肥を粉砕して畑に戻しやすくします。
ビニールマルチすれすれで粉砕してやるとマルチをはがすのも楽です。マルチをひっかけるとやっかいなので要注意。


このように粉砕されます。
写真はひょっこり出てきたオサムシをとらえたつもりでしたが、どこにいるのかわからない写真になってしまいました。




夜温も上がってこう雨が降らないと、畑はどんどん乾燥していきます。
周りの畑では一斉にスプリンクラーがまわりはじめました。

写真は前回記事にも書いた →  利根川に刺したストローなんです
北総中央用水からの利根川の水です。

スプリンクラー4本で1反歩くらいかかりそうなくらい十分な圧が来ていて頼もしい。
今年の里芋は楽しみです。

2012年7月23日月曜日

環境保全型農業

をやっている闇小作の三つ豆ファームです。

先日環境保全型農業の直接補助金の申請を出しました。
出し終えました。

次の日に市の職員さんが来て、
「ストップ闇小作!」
なんてフレーズを言われてしまいました。

私が就農した8年前くらいは、今ほど新規就農者も多くなく、あまり認知されていなかったので、地主さんとの契約も相対の契約(闇小作)を望まれることが多かったです。
どこの馬の骨かわからん奴に、複数年契約で貸したがらないというのはよくわかるところです。

まあ、そんな背景もあり、いまだに闇小作です。

私としては、誰に迷惑をかけているわけでもないので、このままでいいかなと思っていました。



しかしまあ、言われて気持ちいい言葉ではないですね。闇小作。
ダークサイドに落ちた小作です。

土地の契約が相対でも、契約書があれば今回の補助金は受けられるのですが。(去年はそれで通りました)

さらには、やれ作物の播種前、中間、収穫後の写真を提出しろだの言ってくる。


今回申請した私の圃場は国が認めた認証機関が認めた有機JAS認定圃場です。
つまりは国が認めた有機圃場です。

この有機JAS圃場での栽培は、どうあがいても、国が定める環境保全型農業の枠の内側に収まってしまいます。

ならば今年度の有機JAS検査の合格証をもって、環境保全型農業の直接補助金を受けられるようにしてもよかろうと。
なんでこんな二度手間、三度手間しなくちゃいけないの?

市の職員に言っても仕方がないと思いながらも、上の人にぜひ伝えてくださいと言いました。

闇小作は今回の補助金申請は取りやめました。
もうなんか頭に来ちゃって。
犯罪者を見るようなあの目。あ~~~くやしい

 

2012年7月15日日曜日

タフガイのT




トウモロコシの選別。
無農薬でのスイートコーン栽培はかなりの無謀と言われますが、今年は6割くらい正品として出荷できそう。雌花を落とすタイミングがよかったのか、アワノメイガアワヨトウによる食害が例年より少ない。

これらの虫の食害を確かめるのに皮をむいては商品にならないので、指先でトウモロコシをなでたり押したりして食害の有無、先端の不稔の有無、粒の不揃い、重さなどを推測します。
私の右手は高性能センサーですよ。トウモロコシの非破壊検査請け負います!

写真はセンサーに引っかかってはじいたB品たち。

こうやってむいてみて、指先の感覚と中身の状態を覚えていきます。

今日は朝市が2か所であるので、これらB品も虫食い部分はカットして1kgの袋詰め¥200で販売しました。


午後からは就農を目指してこのあたりで研修生をしているT上くんが仕事に来てくれました。

25歳のこの若者は、仕事は多少雑さがありますが、上達しようという意気込みがあるし、何と言ってもタフガイなのでとても助かります。今日は3反歩の落花生のホールの草取りを半日で終わらせてくれました。ありがたい!

今日も強風にビビって太陽熱マルチ張れませんでした。
明日は凪だといいな。

2012年7月14日土曜日

時間は作るものである。

今日の山武市は早朝から朝8時くらいまで雨でしたので、朝飯前の仕事はせずゆっくりスタートゆとりのサタデーモーニン。

午前中は圃場まわりの草刈りと、去年の赤毛瓜&かぼちゃ(K7)畑で発見した 赤毛瓜&かぼちゃ(K7)のこぼれ種発芽苗を掘り上げて定植しました。K7は以前に植えたのがカラスに引っこ抜かれて数株が欠株していたのでちょうどよかった。

さらには急きょ今年から灌水設備が整うことになった圃場の片づけ。
まさかの冬野菜、白菜のマルチはぎ。(こんなんばっかりだな三つ豆ファーム)
もうオヒシバがすごいことになっていて、何度も心が折れそうになりながらも、結局50mを3本剥いだところで、心がポッキリおれました。(残40m×2本)

明日25歳の馬力ある若者T上君が来てくれるので彼にやってもらおう。
最初からそうすればよかったぜ。

マルチはぎ終わったらハンマーナイフをぶん回してからすきこんでやるぜ。
知り合いの農家に格安で譲ってもらったニプロのフレールモア。可動部が錆びて癒着していたのを機械屋に直してもらっていたのが最近戻ってきた。
今回がデビュー戦となります。
90㎝と幅は狭いですが、今までは共立のつる刈機の刃をフラットにしたものを使っていたので、それに比べれば馬力が全然違うのでかなり楽になる。トラクターは乗用で、歩かなくていい点でも楽。

共立のハンマーナイフも小回りが利くので、細かい片づけにはこれからも活躍します。


人参の太陽熱マルチあと15aはりたい。ナスの通路の草管理したい。落花生の草取り→マルチはぎしたい。空畑うないたい。キャベツとブロッコリー片づけたい。畑周りの草刈りしたい。心行くまでジャンベ叩きたい。

などなど、いろいろやりたいことはございましたが、午後は思い切ってファミリータイムにしました。

チビ二人を引き連れて、北総のオシャレさんが集うイオンショッピングモール@印西へ。
家族と出かけるのは楽しいね。基本的に2歳児(13kg)が抱っこ抱っこ星人なので体は休まりませんが子供たちと出かけるのは好きです。父ちゃんしてる感を感じられて自己満足ができたりね。

アウトドアーのお店で、オサレナ帽子を買いました。首の日よけ付。仕事用のオサレ帽子がずっと8年くらい前からほしかったのでよかたー。

畑で帽子だけ妙にオサレナ農夫を見たら声かけてね。

トウモロコシを冷ますには





しかし昭和だねー。
俺の子供のころより前の昭和40年ころでしょうか。

キッチンカーが走る!

先日、隣町の佐倉市で夫婦で新規就農した谷農園さんに見学に行ってきました。

谷さんは静岡で6年農業をやって、2年前に佐倉に移住してきました。
佐倉市は新規就農者の受け入れに力を入れているようで、
行政による、農家住宅の斡旋、農地の紹介などがしっかりしていたのが、就農場所をここに決めた理由だそうです。

30代半ばで就農8年。

年齢も就農年数も私とほとんど同じで、これからの農業スタイルのとてもいい参考になりました。

そんな谷さんの農業は、「がんばらない農業」

私が目指すのもそこです。
私は子供が二人いるのである程度の収入が必要ですが、そこからさらにお金を稼ぐ!というのではなく、「時間を稼ぐ!」方向に持っていきたいです。

そのためにはどのような働き方があるか、売り方があるか、自分にあったやり方は何か。

今シーズンは、卸売りの中規模作付けをやめて時間ができたので(収入は減るけど)、今後5年のための足元を見つめる1年にしようと思っています。
そんな中での谷農園訪問でした。


谷農園の大きな特徴は、この、キッチンカーです。






これに、自分の作った野菜で作った食べ物、飲み物、加工品を積んで、いろんなイベントに出店しています。
谷農園に行きたいと思ったのも、とあるイベントにきていたこのキッチンカーを見たからでした。


内装すべて谷さんの手作り。キャンピングカー用品の店でいろいろ聞いたりして作ったそうです。

家の周りの大工仕事なんかもマメにやっていました。
 農作業だけでなく、いろんな仕事ができる谷さんは、百姓でした。

 畑も案内してもらったのですが、うっかり写真を撮り忘れてしまった。

「ぜんぜん手をかけてないから」

と謙遜していましたが、どの作物も樹が元気で生き生きとしていました。
一枚の畑は広くないですが、畑と畑は近くて歩いて行ける距離でしたので、少量多品目栽培には都合がよさそうでした。

ほんとに多くの刺激をもらった良い一日でした。

最後に


 谷さんちの倉庫にあった平型乾燥機
麦、米、大豆など穀物の乾燥のほか、
ニンニクの乾燥にもつかえそう。昔は米の乾燥はこの平型を使っていたそうです。(現在はタワー型の循環式)

これは欲しい!
さっそく中古のヒラカンを探しています。お心当たりの方はご連絡ください!


谷さん、淳子さん、梅雨の晴れ間の貴重な時間にありがとうございました。