三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2017年10月31日火曜日

久松農園に行ってきまして

先日、山武市の農家仲間7人で久松農園に視察に行ってきました。
社長の久松さんとの出会いは7年前、震災の半年前の夏の日でした。その時も千葉の農家仲間と視察に訪れ、私は妻と生まれたばかりの娘を連れての参加でした。当時の私は就農5年目の32歳、何とか農業を仕事に生計を立てられるようになってきたころでした。そして当時の久松さんはというと、就農12年目(くらいだったと思います)研修生がいるものの畑仕事のほとんどを自分がこなし、宅配野菜の袋詰め出荷はパートスタッフを雇ってやっていました。使い込まれたワークパンツに土埃の染みついた白いTシャツ、腰にはウエストポーチといういでたち、坊主頭をなでながら鋭い眼光で我々の質問に的確に答えてくれていた姿を思い出します。

今回の視察でなぜこんな昔話から始まったかというと、実は今の私はあの時の久松さんと同じ年齢で就農年数も農園の規模、売り上げもほぼ同じという状況になっていたからです。

この7年間で久松さんは、本を2冊出版し、農園を法人化し、従業員を入れ、売り上げは当時の3倍くらいになっています。この動きに対して私は「俺にはできない、さすがは久松さん」という思いと「同じ動きはできないけど、自分らしい方向で同じくらいの熱量をもって日々をとりくみたい」という2つの思いを抱いています。
これからの7年でどういうことができるか、自分の覚悟と自制心が問われると思います。

なんだかまとめみたいな文が間に入ってしまいましたが、今回の視察で感じたことを書きます。

毎度感じることですが、畑にある作物がすべて力強く、瑞々しく、生き生きとしていました。自分の中の栽培合格ラインを上げざるをえない、そんな感じでした。こんな水浸しの秋にピカピカの人参畑。いい意味でショックでした。

品種をよく研究されていて常にどこかで新品種を試している様子。今回も秋早めの半結球レタスの良品種教えていただきました。

作業道具、機械の置き場が生理されていて片付け安く、取り出しやすくなっていた。



小さい言い訳をせずに、やれることを着実に一つ一つ。他人を羨まず、自分を積み重ねよう。まずは作業道具置き場の改善に着手!


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