さて、この円筒形の建造物はなんでしょうか。
答えは、東総用水の巨大な水槽です。
東総用水は
「利根川や黒部川の水を千葉県東部の銚子市、旭市、東庄町の2市1町にまたがる約2,800ヘクタールの農地へかんがい用水として、また、銚子市、旭市、東庄町の2市1町へ水道用水として送っています。 笹川取水口から取り入れられた水は、東庄機場によって、水道用水は東総広域水道企業団の浄水場に送り、また、農業用水は飯岡調整水槽にくみ上げ水田や畑に送っています。」
だそうです。
この近くにうちの畑がありまして、隣畑の4軒の農家と共同で、2haの畑が用水の実証圃になりました。(うち60aが三つ豆ファーム)
通常は畑まで管を伸ばすのは実費ですが、実証圃になると国と県がやってくれるのです。
で、
こんな管を三年ほど前に畑に引いてもらいました。
これは岡配管といいまして、借地を掘ったり埋めたりするのはあまりよろしくないという事情を考慮していただき、トラクターで踏んでもびくともしない、紫外線にも強い丈夫な管を地表に通してもらったものです。
3年間邪魔なだけで、いっこうに使える気配のなかった代物ですが、ここにきてにわかに動きが活発になり、なんと来月上旬から使えることになりました。
これが使えるのを見越したわけではございませんが、この畑には里芋を15aほど作付けています。
巨大公共事業の恩恵にあずかるのは、なんとなく気が引けますが、せっかくできたものは有効利用した方がよいと言い聞かせ、今年の夏は畑がズブズブになるくらい水をかけまくろうと思います。