三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2014年9月10日水曜日

今日はいい日だ。

この種まきハイシーズンに雨ばかりでなかなか仕事がはかどりません。
畑が乾く暇がないので播種機で種を蒔くのも一苦労。

後輪に土がくっつくととても蒔きづらいので、このような小細工をして蒔いています。



これをやっても20m走ってはくっついた土を落とさねばなりません。
ただ、これをやると土を落とすのはとても楽でした。
防水スプレーを付着させて走ればまた違ったかなー。なんて思いながらも無理やり、
大根、コカブ、ほうれん草、玉ねぎと、距離にして5kmは走りました。


今日はスーパームーンでしたねー。
仕事から戻ってくると、4歳の娘が
「今日はふーぱーふーんなんだからお外に行こう!」

???なんのこっちゃと思ってると、スーパームーンと言いたかったらしい。

よっしゃ!じゃあ今日は月の見える二階で夕飯にしましょう!
ということになりました。

月を見ながら、娘が
「お月様もきれいだけど、虫の声もきれいだねー。今日はいい日だね。」
と。

今日はいい日だね。ってすごくいい言葉だなと思います。
そんないい言葉を娘が言ってくれるなんて、ほんとに、いい日だ!

そしてご飯を終えて下に降りてくつろいでいると、妻の高校生の時からのマブダチで、私とも10年以上の付き合いのある友人から、司法試験合格の知らせがありました。

この女性は8年前に勤めていた会社を辞めて、法学部に入り直し、法科大学院をへて3回目の司法試験で見事に合格しました。
そのチャレンジする姿勢をすごく尊敬していましたが、見事にその努力を実らせました。
ほんとにすごいことです。妻も私も小躍りして喜びました。

ほんとに、ほんとに。今日はいい日だ。明日もいい日だ。




最後に、友人のイタリアンシェフにお願いして作っている、野菜をおいしく食べるドレッシング三つ豆スペシャルの味が決定しました。
三つ豆ファームの玉ねぎをたっぷり使ったドレッシングです。パスタにかけてもおいしそう!
半分以上が玉ねぎでできてます!

味が決まったのでこれから賞味期限などのテストをしてから販売していきます。
お楽しみに!

2014年9月6日土曜日

アクィナスと奇跡を見た妻


夏のナスが疲れてくるこの時期に、つやつやピカピカの実をつける秋茄子が本領を発揮しています。いま輝かなければいつ輝くのだ!はかない一瞬のきらめきだぜ!!



さて、先月、妻がとある勉強会から帰ってきた時のこと。

会場となったお家の冷蔵庫の中にすごいものを見た!と、目を輝かして言うんです。

何を見たの?と聞くと。

冷蔵庫の中に、二つのリンゴがあったと。一つは腐っていて、もう一つはカラカラに乾いたミイラのようになっていた。と。

みなまで言うな。私も有機農家の端くれ。
私が制止する間もなく、

「奇跡のリンゴは、本当にくさらないのよーー!!」

と叫ぶ妻。


目を輝かして話す妻に、

1.サンプル数が1つずつしかないのでそもそも結論を出せない。たまたまそうなったんでしょ。で終わってしまう。

2.仮に奇跡のリンゴは腐らないで枯れるとして、腐るのが悪で、枯れるのが善とはどういった理屈なのか。生き物が死んで腐って土に返っていくほうがよっぽど自然な気がするが。

3.枯れないリンゴとおいしいリンゴに相関関係があるとはとても思えない。あるとすればどういった理屈なのか。

という真面目な返答をすると、食卓が妙な空気になりました。







2014年9月5日金曜日

さて今日も種をまくか。

 近所の農家のおじさんに。
「今年は冬がはえーどぉ(田中邦衛風)」
と脅されて焦って蒔きました。 今年は太陽熱処理、直播。150cmベッド、カブ間38cm 3条。


そして昨日は、20代の頼れる男、ひろぴーがいたので、ひたすら定植!
キャベツ、カリフラワー、芽キャベツ、スティックブロッコリーをこまごまと。

土曜日からまたしばらく雨の気配があるようです。
この雨の前に蒔くか、雨をやり過ごしてから蒔くか思案中。

強い雨が降るかもという予報もあり、蒔いてから叩かれて発芽不良もいやだし、
雨のあとだと蒔き時が少し遅れる。秋まきの遅れは出来高に大いに関係します。
「今年は冬の入りがはえど~(邦衛風)」
と脅されてるし。

半分蒔いてリスクヘッジがよさそうだな。




忙しい時期ですが、研修時代に世話になった農家さんが、体調を崩してしまって稲刈りのヘルプ。
田んぼどしろーとの私ですが、鎌を使って四隅を刈ることぐらいはできます。

日頃まったく田んぼに接することがないのでいい気分転換になりました。

あ!ドジョウだ!!

無農薬の田んぼの魅力は生き物の多さだなーと改めて感じました。
無農薬の畑もしかり!

うちの畑にはオサムシやマイマイカブリなどの大型甲虫もいるんだぜ!
萌えるだろーー

たくさんの生き物がおいしい野菜を作ります。



2014年9月4日木曜日

廃プラ回収

本日は廃プラ回収の日でした。

ナナメファームのナナメオジサンにも軽トラを出してもらって手伝っていただきました。あざすっ!



我が山武市は皆様の援助のおかげさまで農業用廃プラスチック(廃プラ)の回収を無料でやっていただいております。今回は、近所の某農業法人様の敷地をお借りしまして、そこへ廃プラを軽トラ3台分持って行ったわけです。


回収していただいたのは、肥料袋(低密度ポリエチレン)、農ポリ(ポリエチレン)、農ビ(塩化ビニル)の3種。

べたがけ資材のパオパオ(ポリプロピレン)、タフベル(ポリビニルアルコール)は回収対象外。


皆さんはこのべたがけ資材の廃棄はどのようにしているのでしょう。
山武のクリーンセンターに問い合わせても、農業資材は取り扱えないといわれてしまう。
このあたりの農家は畑の隅で燃やしているけど、有機農家としてそれはやりたくないし。
さて、どうしたものか。


3台目の廃プラを積んで回収場所に戻ると、みんなで私の出した農ビの結束をやり直しているではないか!
農ビは蛇腹に束ねて2点で結束がお約束。はわかっていながら、中が蛇腹なんだから風呂敷包みでもよかべ。と得意の「希望的観測」出てしまいました。
某農業法人のパートさんが6人くらい30分ほどもやってくれちゃいました。

ナナメオジサンにも。
「あんた何年農業やってんの」
といわれるしまつで。

今後は言われたとおりに結束します。
恥ずかしい体験でした。