三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2013年12月24日火曜日

かぶら寿司。で年の瀬を感じる。

師匠も私も走る年の瀬です。

私は数年前からこの時期に「かぶら寿司」を漬けています。

わりと有名になってきたのでご存知の方も多いと思いますが、北陸の郷土料理で、寿司といっても現在の寿司とは違う、〆サバや塩ぶりを蕪ではさんで麹で漬け込む、古代の寿司です。


私の父の生まれは京都なので、小さいころは京都の料理だと思っていましたが、祖父母は若いころに兄弟たちとともに北陸から京都に移住してきていて、その生まれ故郷金沢の料理であると知ったのは結構大きくなってからでした。


毎年正月の御膳には祖父が漬けた「かぶら寿司」が並び、大人たちがお屠蘇をやりながら美味しそうに食べていたものです。もちろん子供たちも大好きでした。
祖父が亡くなってからは祖母が漬け、祖母が亡くなってからは、一代すっ飛ばして私が漬けているということです。

親父は食べるだけの役ですが、50年以上毎年食べていた舌は山木家の蕪ずしの指標となっています。
「今年はちょいと塩がききすぎだ。」とか
「麹が甘すぎる」とか
言うだけ。


レシピ紹介。

麹でつける本漬けの前に準備しておくものは、
1.塩漬けのカブ
2.麹の漬け汁
3.しめ鯖
4.千切りのコブ、人参、乾燥トウガラシ



本漬けの3日前にカブを切ります。真ん中に切れ込みを入れてしめ鯖が入るポケットを作ります。
塩はカブの3%。




 麹のつけ汁は本漬けの1日前に作ります。
私の場合はサバ4匹分、約160切れのかぶら寿司を漬けるので、米1升焚きます。
炊き上がったご飯を手で触れる程度に冷ましたら、水を800ml加えてかき混ぜ、そこに麹を500g、手でもでほぐしながら加え、混ぜ合わせます。
コタツなどに入れて40度付近で1日保温し麹を伸ばします。高温になりすぎると麹菌よりもそのほかの雑菌が増えやすいので要注意。


 本漬け当日、用意しておいた人参、コブ、乾燥とうがらしを千切りにします。
しめ鯖を切ります。切り口が大きくなるように切り込み角度を調節し、カブの大きさに合わせるといいと思います。


 漬けてあったカブを取り出し、ザルに開けておきます。


 これで本漬けの準備が整いました。



樽の一番下に麹を薄く伸ばしてから、しめ鯖を挟んだカブを並べていきます。
なるべく隙間なく並べたら、


 麹を上からかけて伸ばします。
麹が多い方が美味しいですが、あまりたっぷりかけて、最後に足りなくなると怖いので、はじめは薄めにかけていくのをお勧めします。

麹の上に刻んだ人参、コブ、たかの爪を振ります。

これを繰り返して行来ます。



最後に重石をします。
二日後に重石を取って、上がってきた水を捨てます。

後は冷暗所において1週間ほどで食べごろとなります。



行程が多いので手間はかかりますが、材料さえ揃えられれば難しくないのでチャレンジしてみてください。

2013年12月14日土曜日

「うつ」についての私の考え

たかだか36年しか生きていない若輩者ですが、最近気になるテーマなので書いてみます。


私は「鬱」は病気ではないと思っています。


気分が落ち込むとき、盛り上がるときだれだってあると思います。
その周期は人それぞれ、その時々。
昨日落ち込んでても、明日元気になったり。
恋人にふられて半年落ち込んだりもしますよね。

一年落ち込んだりするかもしれません。

「山木君最近くらいよね。どうしたの?」
ほっといてください。これが本当の俺なんです。
真のすがたなんですから。

てな感じで
そのバイオリズムは人それぞれだと思います。
こんなイメージ。


その深さも人それぞれ。
深すぎるから、長すぎるから。病気だなんて言えないと思います。

「病気と行ってもらった方が楽になれる」
という人も聞きますが、もし私だったら病人として見て欲しくないです。
自分は病気なんだと思ったら余計に落ち込むから。

「そうなった人にしかわからない」
と言われればそれまでですけど、そんなこと言ったらなんだってそう、みんな同じ。
だれも本当の自分の事なんかわかってくれない。みんなそうなんだからそれでいいじゃないですか。お互い様。


落ちる人はどんどん落ちればいいと思います。自分を信じてどんどん落ちて、落ちて、落ちたら、

生きる!!!

と、なるはず。
そう思っています。

もしそこで

死のう!!

となったとしたら、その人は、死に対する想像力が欠如しているか、大脳新皮質だけが我と思っている頭でっかちな人なので、我が農園で馬車馬のように働かせて、三食とれたての野菜汁やら飯やらを一緒に食べたい。


と、まあこんな風に、「あるよねー」っと、「うつ」をとらえているわけです。



わたしも、こうみえて、見たことのない人の方が多いかもしれませんが、落ち込みやすい性質でして、いろいろ試行錯誤のすえ、たどり着いた落ち込みの対処法を書いてみます。


1.太陽のような人の近くにいる。
2.目線をうえにあげる。
3.「あたりまえ」と思うことは間違いだということを思い出す。
4.好き、嫌いの価値基準を明確にする。
5.自分が考え得る最悪の事態を想定し、それ以外の事は大したことがないと認識する。



私がひどく落ち込んでいるときにも、太陽のように輝いている人はいるもんでして、
大概そんな人といると気分は盛り上がって行きました。

心と体は連動していて、目線を少し上にあげて、鼻歌でも歌ってみると、あら不思議。

私が考える最悪の事態は、自分のせいで、親しい人が回復不可能な傷を負うことです。それ以外の事は取るに足らないことだと断言します。






2013年12月3日火曜日

パワースポット 香取神宮

先日の日曜日に、香取神宮参道での香取の杜マルシェに出店してきました。



右隣が、流木工房Hi-D。写真後ろ姿で小学生に絡まれている彼がしゃちょう。少年のような顔をしていますが、かなり強烈な面白い男子です。まっすぐな熱い生き方にとても好感を持ちました。



左隣がか多古米インドカレーの「又兵衛」さん。
程よい辛味とスパイスに日本の旨み文化も加わって、絶品でした!
モデルのような美人女性が販売していました。ラッキーー

両隣の出展者にも恵まれて、楽しい販売ができました。

 バルーンアーティストによる風船無料配布に並ぶ娘と息子。
子供が喜ぶ仕掛けもあると嬉しいですね。



終盤の店の様子。あらかた売れました。
お客さんの出もよくて、ありがたかったーー
特に売れたのは、赤軸ほうれん草、小松菜、あやめゆきカブなど、葉物はよく売れました。
日本ほうれん草を一コンテナ積み忘れてもってこれなかったのが痛かった。。。



隣の隣は、ステージになっていて、生音も聞ける嬉しさ。
写真は親子ミュージシャンで、畑もやっているというかた。
「農民レゲエ」「農民ダイナマイト」など、農にまつわる歌も歌ってくれた。
息子のジャンベがかなりいけてた。

「肥料も播かない」というフレーズに「ん?」となる小さい人間ですおれ。

さすが、パワースポット香取神宮。かなり良いお祭りになりました。