三つ豆ファーム

豆を播くときは三粒ずつ播け。

    一つは、土の中の虫たちのために。    一つは、空を飛ぶ鳥たちのために。     そしてもう一つを、我々人のために。


2013年11月2日土曜日

小規模農家の生きる道は

三つ豆ファーム。自称小規模農家です。

いったい何ヘクタール以下が、従業員何人以下が、売り上げ何万円以下が、小規模農家と言われるかはよくわかりませんが、自称小規模農家です。

ひとまず、自分の目の届く範囲の経営規模というあいまいな表現にしておきますか。


実は、ここ2年くらいは今後の三つ豆ファームの経営スタイルをどうするのか定まらない日々です。
ビシッと筋の通ったビジョンを打ち立てたいと思いつつも、時代の流れに乗っかってフワフワ行くことをビシッと決めちゃうかなんて考えたり。

そんな具合ですから。とにかく隣の芝生が青すぎて困る。
先輩農家のブログやフェイスブックの情報によだれをたらし、後輩農家の着実な成長にソワソワして見たりしています。

一週まわって着地するところは決まって、「今やれることをしっかりやる」なんですけどね。


戦略的に人生を設計できる人に憧れます。
でも、私にはとてもできそうもないし、おそらくやっていて楽しくないと思う。

生き生きとした、生命力みなぎる野菜をつくる。
農の周りにある楽しみを共有する。
自然のはたらきを利用して環境負荷の少ない農業をする。

この理念を腹にすえていきます。


で、タイトルにある、「小規模農家の生きる道」とは。

わっかんね~~けど、私の出した一つの答えは。



面白い農家になる



10年前のインドへの旅の日記の最後のページに同じ言葉が書いてあった。

10年かかって一周したよ。お帰りオレ。



2013年10月30日水曜日

秋の水攻め


 
今年は太陽熱除草を効かせたベッドの二次利用を試してみました。
写真は早だしのコカブの後、きれいに片づけて鶏糞を薄く振って、ちぢみほうれん草を播種。
100m。10月17日蒔き。
 
 

 

こちらは同様に24日蒔き。50m


 29日蒔き50m


先日の台風の水害の様子です。
約15アール水没しました。これだけの面積が水につかるのは9年間で初です。

 台風が通過した日の朝の様子。


1日後もまだ水が残った。
日本ほうれん草は2アールほぼ全滅。ちぢみホウレンソウも一部消失。こかぶも生育不良。


完全に後手に回ったが、師匠にバックホーをお借りして、水路を掘った。




 
 
台風から1週間後にもかかわらず1m掘ると水が出てきた。


2013年10月1日火曜日

これを奇跡のジャガイモと、言ったもん勝ち。

 3月に種イモを植えて6月に収穫する春ジャガイモに対して、
8月に種イモを植えて11月に収穫するジャガイモを一般的には秋じゃがと呼びます。

では、これは何じゃがなんでしょうか?

6月に収穫するべきジャガイモが、猛暑の夏の間、草むらの下の土の中にいて、昨日ようやく日の目を見ました。ハンマーナイフモアで草を粉砕すること3回、まったくエネルギーの無駄遣いはなはだしいです。




 私の大好きな野菜の一つ、紅菜苔(コウサイタイ)アブラナ科の野菜で花芽を収穫して食べます。
今播くと2月下旬から3月の野菜の少ない時期に収穫ができるのでとても重宝します。
味は一般的な菜花とはまったく違い、苦みがなく甘みと旨みのある菜花です。私はひき肉と炒めて塩だけで味付けしたのが大好きです。肉なしでもかなりの旨みがでます。


種まきの大事な時期に、種まきの大切な相棒、クリーンシーダーの後輪のプラスチックのスポーク部が全部折れるというアクシデント。ひとまずテープで止めて応急処置。


 応急処置したタイヤでほうれん草の播種。4a。
年末ころに収穫予定。この時期のホウレンソウが一年で一番おいしいと思う。
三つ豆ファームの野菜を買ってくれているお客さんたちもそれを知っていてこの時期ほうれん草の注文が一番多くなります。


 葉も弦も茶色く枯れ上がり、収穫適期を迎えたヒョウタン。
スピーカーになるべく出荷されます。
リンク先のHPのスライドショーで大量のヒョウタンを前に大ヒョウタンを抱えて笑っているおっさんは私。昨年の出荷時の記念撮影です。


なんか寄り添ってるみたいなので「めおと瓢箪」と命名。

2013年9月25日水曜日

年末年始に向けた仕込みと、今月のアースデイマーケット

 いつまでも夏にしがみついていたい私ですが、
さすがに彼岸を過ぎると朝夕のひんやりした空気に、秋を認めざるをえません。

ここから10月上旬までは種まきのハイシーズン!
ほぼ毎日何かしらの種を播いています。


 写真に写るは、私の種まきを助けてくれる種まき機たち。
下の黄色いのはクリーンシーダーといいまして、回転するロールの穴の大きさ、形、数、そしてロールがタイヤと連動するギヤの比率を変えることで、いろんな大きさの種をいろんな株間に播いてくれる優れもの、

上の赤いのは、播きたい種をあらかじめテープの中に、お好みの株間、粒数で埋め込んだものを播いていく道具。種のテープへの加工は専門の加工業者にお願いします。
ちなみに加工テープには有機JAS対応のものと非対応のものがあって、数年前に知らずに後者を使ってひどい目にあいました。JAS非対応の方が分解して土と交るのが早いという皮肉。



 これが実際に播いている写真。
ながい畑でしょーー。150mあります。3区画に分けて50m×3にして使っています。幅は30mしかない細長い畑。



 この間の日曜日はアースデイマーケット@代々木公園ケヤキ並木  でした。
宅配野菜グループ、べじたぶるんでの出店も今年で7年目。
木の平箱と黒板に書かれた値札が目印です。場所は毎回先着順に決めていくのですが、今回は到着が遅くなっていつもの場所を取れずでした。

「ここにいたの~」「探したわよ~」なんて沢山のマダム達に言われて上機嫌ですよ。
探して会に来てくれるなんてほんとに嬉しいかぎりです。
月に1度のお客さんとの直接交流は私の明日への活力になります。


 素敵なマーケット前日はこの通り、インドと見まがうほどのカオス。

「うぉりゃ~~。明日のマーケットに間に合わんど~!」
「売れ筋の生落花生もっと掘ってこんか~い!!」

と妻にあおられて畑に飛んでいく夫。

次回のマーケットは10月27日です。








2013年9月2日月曜日

ひまわり油プロジェクト。美味しい油が食べたいんです。

美味しい油がたべたい!!!

と始まった、ヒマワリ油プロジェクト。いよいよ収穫です。

頭を垂れてきたヒマワリの首元にカマを当てて…





 刈り取った頭はまるでパンケーキのよう。こんなものを収穫するのは初めての経験で不思議な感じ。乾燥場所を作るべくハンマーナイフモアで粉砕→トラクターで耕うん。



このようにコンテナに並べて。



ちょいと目線をあげると、明暗のコントラストがくっきり雲がきれい!




トンネル支柱をたてて、トンネルビニールをかぶせて乾燥!

1週間ほど乾かしたら脱穀して搾油です。楽しみだねー。贅沢天ぷらパーティーしたいので、お店貸してくれる方募集中です。



最後は同じ畑に播いた大豆。
千葉の在来種(品種不明)右と、東京三河島大豆左。葉色の違いでくっきり分かれました。

2013年8月30日金曜日

畑の様子と秋作の準備。

実に10日ぶりになってしまいました。
この間に気候は真夏から秋に差し掛かり、今日明日は再び夏がぶり返したような暑さになるそうです。明日の土曜日は、夏休みの最後を締めっくくるべく、子供たちを連れてプールにでも行ってやろうと思います!




さて写真1枚目は植えつけてから放置しっぱなしの秋ナス500カブ。
つやっつやのナスが毎日200本くらいとれています。
台風を前にしてようやくケツに火が付きました。研修生の丸ちゃんと猛烈な勢いで、支柱立て⇒誘引紐張り⇒誘引と行いましたが、きょうのところは100カブほどで終了。あすに持越しだーー!!
と、思ったけど明日は子供とプールに行く約束しちゃったんだ。。。




 去年に引き続きひょうたんスピーカー作家の荒井さんへ出荷する大瓢箪。
今年は苗がいじけてスタートが遅れたのでどうなるかと思いましたが、数は少ないけど格好の良いヒョウタンがなりました。こちらも台風の前にヒョウタン一つ一つにネットをかけて支えてあげようと思います。明日の朝で間に合うか?



 10月中下旬採りのキャベツ、気温が高い時期の地床育苗は根の張りが悪く、無造作に引っこ抜くと根っこがほとんどついてこない。暑さに強くないみさきキャベツは特に根の張りが悪かった。
植え付けから約1週間たった本日確認すると、すべて活着していた。のは、次の日に降ったにわか雨のお・か・げ♡

運も実力のうちってことで。



 こちらはピークを過ぎた夏のナス。500株。
葉っぱの色や木の姿に哀愁を感じます。秋です。秋ですよーー
それでもまだ 日量300本くらいは採れてます。





まだまだ日中の暑さは厳しいですが、秋作の種まき開始!!
コカブ、あやめゆき、ほうれん草、オータムポエム、の種を播きました。
この時期はまだまだ虫たちの活動が活発なので、初期の幼苗を食べ散らかされないように、この上に防虫ネットをかけます。

年末年始を暖かく過ごせるかは、この時期の仕込み(播種、定植)にかかっています!
お天気を見ながらですが、予定通りの作付けができるようにはりきってやっていきます!!

2013年8月19日月曜日

秋冬作。たねを播くのは楽しいんです。

お盆を過ぎて、朝夕の空気の冷たさにかすかな秋の匂いを感じる今日この頃ですが、しかし、、日中の暑さは真夏のそれです。


そんな暑さを一瞬忘れるようなゾゾゾッとする写真を一枚。

孵化したてのカメムシ。





 ちぢみほうれん草、赤軸ほうれん草、玉ねぎ用の太陽熱除草マルチを張りました。
10日以上前に雨上がりに耕うんして、それから雨が降っていないので、太陽熱を十分聞かせるほど土の水分があるか心配でしたが、耕うんしてみるとけっこう湿っていたので良かった。

水分がある方が熱が伝わりやすく(空気と比べて) 太陽熱除草効果が高い。

2週間ほど効かせたら播種の予定。


こちらが今年の秋冬作のたね。これにコカブ、赤カブが加わります。

今年は、固定種に熱い研修生の丸ちゃんの影響で、固定種の、みやまこかぶ、日本ほうれん草、聖護院大根を作付け予定。

そういえば、私も千葉に来てすぐの研修生時代は固定種の種に興味があって、自分で初めて作った野菜は、すべて固定種の種で、みやまこかぶ、日本ほうれん草、亀戸大根、のらぼう菜。というらいんなっぷだったな~

採算性の点から固定種を栽培しなくなっていったけど、8年たった今になって再び。

当時26歳だった私よりは上手に作れるようになってるはずだけどね。